16日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月2月限は前日比2.9ドル安の4332.3ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ一時停止見通しを背景に売りが先行し、一時4297.4ドルの安値を付けた。その後、米労働省が16日発表した雇用統計によると、非農業部門雇用者数は10月に10万5000人減少。11月は6万4000人増で、エコノミスト予想の5万人増を上回った。一方、11月の失業率は労働市場の弱含みで4.6%と、4年超ぶりの高水準となった。9月の失業率は4.4%だった。10月にデータが収集されなかったため、労働力推計のウエートを変更した。これを受けて、金の買い戻しが入り下げ幅を縮小する値動きとなった。