8日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月2月限は前日比7.0ドル高の2672.4ドル。
米ADPリサーチ・インスティテュートが8日発表した2024年12月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は12万2000人増と伸びは11月の14万6000人増から鈍化し、事前予想の14万人増を下回った。これを受けて金の買いが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は8日の講演でインフレが鈍化するとの見通しを背景にさらなる利下げが適切だとの考えを示したことも金上昇の要因となった。ただ、その後は米長期金利が上昇したことから上値を抑えられる展開となった。