14日のNY金(COMEX金)は続落。
NY金先物中心限月12月限は前日比13.6ドル安の2572.9ドル。
米共和党が下院選で過半数を獲得する見通しとなりトリプルレッドによるドル高を受けて金の売りが先行し、一時2541.5ドルの安値を付ける場面があった。
しかし、米労働省が14日発表した10月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と、市場予想と一致。前年同月比では2.4%上昇と、市場予想の2.3%上昇から若干上振れしたものの、インフレ鈍化基調は変わらず、米連邦準備制度理事会(FRB)による12月の会合での0.25%利下げ決定に影響ないとの見方が広がり、米長期金利が低下したことから安値で買い戻しが入り、下げ幅を縮小する展開となった。