30日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月12月限は前日比26.4ドル高の2451.9ドル。
米労働省が30日発表した6月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が4万6000件減の818万4000件となったが、事前予想の800万件を上回ったことや5月の求人件数を814万件から823万件に上方改定されたことを受けて、売りが入る場面があった。しかし、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を30、31日に控え、今回は金利を据え置く公算が大きいが、次回9月の会合で利下げを始める観測が高まり、米長期金利が低下したことから押し目で買いが入った。また、イスラエルがヒズボラの司令官を狙った攻撃を仕掛け、地政学的リスクによる買いも加わり上げ幅を拡大する展開となった。