5日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月8月限は前日比28.3ドル高の2397.7ドル。
米労働省が5日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比20万6000人増と、事前予想の19万人増を上回った。しかし、5月の非農業部門雇用者数は27万2000人増から21万8000人増に、4月分は16万5000人増から10万8000人増にそれぞれ下方修正され、両月の雇用者数は計11万1000人減少した。また、失業率は前月の4.0%から4.1%に上昇し、2021年11月以来の高水準となった。これを受けて、米利下げ観測の高まりから米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが先行した。また、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が高まり、上げ幅を拡大する展開となった。