3日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前日比36.0ドル高の2369.4ドル。
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が3日発表した6月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は15万人増加し、事前予想の16万5000人増を下回った。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が高まり、金の買いが先行した。また、米供給管理協会(ISM)が3日に発表した6月の非製造業総合指数は48.8と、5月の53.8から低下し、景気拡大・縮小の分岐点となる50を下回り、2020年5月以来の低水準となったことを受け、9月の米利下げ観測が強まったことから米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが入り上げ幅を拡大する展開となった。