2日のNY金(COMEX金)は続落。
NY金先物中心限月8月限は前日比5.5ドル安の2333.4ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、ポルトガルのシントラで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムでパネル討論会に参加し、最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆していると指摘した。これを受けて、米長期金利が下落し金利を生まない資産である金の買いが入り、一時2346.1ドルまで上昇した。しかし、その後米労働省が2日に発表した5月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が22万1000件増と、過去2カ月の大幅な減少から増加に転じたことを受け、戻り局面で一転して売りが入り、上げ幅を縮小してマイナスサイドに入る展開となった。