20日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月12月限は前日比22.8ドル安の4060ドル。
米労働省が政府機関閉鎖の影響で遅れていた9月の雇用統計発表によると、非農業部門雇用者数は前月から11万9000人増加し、事前予想の5万人増を大幅に上回った。一方、失業率は4.4%と前月の4.3%から悪化し、2021年10月以来約4年ぶりの高水準に達した。10月分の失業率は発表せず、非農業部門雇用者数は11月分と併せて当初予定していた12月5日から12月16日に延期となった。
米雇用統計発表後はドル指数が下落し、金の買いが優勢となったが、米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は、現時点でさらなる利下げは経済に幅広いリスクをもたらすと警告した。これを受けて、金の上げ幅を縮小してマイナスサイドに入る展開となった。