20日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月8月限は前日比22.1ドル高の2369.0ドル。
米商務省が20日発表した5月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.2%減の98万2000戸と、昨年10月以来の水準に落ち込んだ。また、5月の全体の着工件数は5.5%減少し、2020年6月以来の低水準となった。これを受けて、米景気減速の懸念が強まり、米利下げの前倒しが高まりだしていることから金の買いが入った。さらにレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍の全面戦争が始まる可能性が高いことも金価格上昇への支援要因となった。