9日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前営業日比8.3ドル高の3354.9ドル。
中国国営新華社通信によると、米中両政府は9日、ロンドンで約1カ月ぶりとなる閣僚級の貿易協議を開始し、10日まで続く見通しと発表した。これを受けて、金の手仕舞い売りが先行し一時3313.1ドルの安値を付ける場面があった。しかし、売り一巡後はドル安や米長期金利の低下を背景に買い戻しが入った。また、ウクライナ東部でロシアが地上攻撃していることから地政学的リスクへの警戒感により金の買いが進み、プラスサイドに回復する値動きとなった。