
23日のNY金(COMEX金)は続落。
NY金先物中心限月6月限は前日比125.3ドル安の3294.1ドル。
トランプ米大統領は22日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対して解任するつもりはないと述べた。これを受けてFRBの独立性が損なわれ、米国の信認が低下するとの警戒感が緩和された。
外国為替市場ではドル指数が上昇したことから金の利益確定売りが優勢となった。また、トランプ氏は大統領執務室で記者団の質問に対して中国製品に145%の関税率は非常に高いとの認識を示し、大幅に下がることを示唆したことから貿易摩擦の緩和が意識され、金価格の下げ幅を拡大する値動きとなった。