23日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月12月限は前営業日比6.3ドル高の2652.5ドル。
23日発表された9月の仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3と6カ月ぶりの低水準となった。これを受けて、外国為替市場でドル高ユーロ安になったことから金の売りが先行した。
しかし、その後、シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は同日、シカゴで開かれたイベントでの講演で、インフレ率はここ数カ月、米FRBが目標とする2%の範囲内に収っており、物価安定と雇用最大化の二つの責務における現状維持を望むなら大幅に金利を引き下げられる必要があると発言したことで、米長期金利が低下し、安値では金の買いが入った。
また、イスラエル軍は23日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点約800か所を空爆したと明らかにし、有事の金買いも加わりプラスサイドに回復する展開となった。