2日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月12月限は前日比11.0ドル安の2469.8ドル。
米労働省が2日発表した7月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比11万4000人増と事前予想の17万5000人増を下回った。また、失業率は2021年9月以来の高水準となる4.3%に上昇し、労働市場の悪化や景気後退への懸念が高まった。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり金の買いが先行して一時2522.5ドルと中心限月で最高値を更新する場面があった。しかし、その後は米株式市場の大幅な下落を受けて金の換金売りが出て、急速に値を消し、マイナスサイドに入る展開となった。