12日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月12月限は前日比97.3ドル高の4213.6ドル。
米ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は11日、CNBCテレビのインタビューで、政府閉鎖により、今年10-12月期の経済成長率が1-1.5ポイント程度下押しされたと述べた。また、米民間雇用サービス会社ADPは同日発表した非農業部門の民間就業者数に関する速報値で、過去4週間に平均1万1250人の雇用が減少したと分析。これらが利下げ継続観測を強めたことから金の買いが優勢となった。次回12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策判断を巡り、会合参加者の間で意見は割れているが、市場は現時点で0.25%の追加利下げ決定を6割強の確率で織り込んでいる。