12日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前日比28.2ドル高の2354.8ドル。
米労働省が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.3%の上昇と市場予想の3.4%上昇を下回った。これを受けて、米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の魅力が高まり、金の買いが先行した。また、外国為替市場ではドル指数が下落しドル建てで取引される商品の割安感が強まり、金の上げ幅を拡大する値動きとなった。引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通りに金利の据え置きが決定されたが、年内の来下げ見通しが前回の3回から1回にとどまると示唆したことから時間外取引では一転して金の売りが先行している展開となった。