21日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月12月限は前日比3.1ドル安の2547.5ドル。
取引序盤は7月30日~31日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表を控え利益確定の売りが先行し、一時2528.2ドルの安値を付けた。しかし、その後は米労働省が21日に公表した雇用統計の算出基準改定の結果、3月までの1年間の就業者数を81万8000人下方改定した。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり金の買い戻しが入り下げ幅を縮小する展開となった。また、引け後に発表されたFOMC議事録は出席者の大半は予想通りのデータが続けば、次回会合で政策緩和を行うのが適切とし、9月の利下げ決定に前向きな姿勢を示したことから時間外取引では買い優勢となった。