
9日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月12月限は前日比4.8ドル高の3682.2ドル。
米労働省労働統計局(BLS)が9日発表した統計で、今年3月までの1年間の米国の雇用創出が従来の推計より91万1000人少なかったことが分かった。トランプ米大統領が4月に大規模な関税措置を発表する前から雇用の伸びがすでに鈍化していたことが示唆された。これを受けて、金の買いが先行して一時3715.2ドルと最高値を更新する場面があった。しかし、その後は外国為替市場でドル指数が上昇したことや米長期金利が上昇したことを受けて利益確定の売りが入り、上げ幅を縮小する値動きとなった。