11日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月12月限は前日比0.7ドル安の2552.4ドル。
米労働省が11日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.5%上昇した。前月の2.9%上昇から鈍化し、2021年2月以来の小幅な伸びとなった。ただ、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比3.2%上昇と、前月と変わらずであった。これを受けて、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げは後退し、外国為替市場ではドル指数が上昇したことや米長期金利の上昇を受けて金の売りが先行し、一時2529ドルまで売られる場面があった。しかし、その後は米株式の上昇やドル高が一服したことから安値拾いの買いが入り下げ幅を縮小する展開となった。